佐川のあんしん

腹腔鏡手術

“腹腔鏡下手術”とはお腹を切らない手術法。
腹腔鏡下で手術する病気、および腹腔鏡下手術についてご提案します。

子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)

どんな病気?

子宮筋腫は、女性ホルモンの影響で子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、ガンではありません。40代の女性を中心に、20〜30代の女性にも腫瘍ができることがあります。 腫瘍が小さい場合は、はっきりした自覚症状はありませんが、筋腫ができた部位や大きさによって、月経異常(過多月経、過長月経、頻発月経など)、不正出血、貧血症状(息切れ、めまい、顔色不良など)、月経痛、頻尿、便秘などの症状があらわれます。不妊症や流産の原因になる場合もあります。

治療法

子宮筋腫は良性の腫瘍です。無症状の場合や症状が軽い場合には、急いで治療する必要はありません。ただし、経過観察中は3〜6ヶ月ごとに受診し、定期的に診断を受けるようにしましょう。筋腫の大きさと症状によって治療するかどうか、どんな方法でするかを決めることになります。 また、多少筋腫が大きな場合も、ナサニールという点鼻薬やリュープリンという注射薬によるホルモン療法で、筋腫を小さくさせることはできます。しかし、筋腫が消滅することはないので、あくまでも一時的に症状をおさえる治療法といえます。

手術法

手術療法としては、筋腫のこぶだけをとる筋腫核出術と、子宮全部をとる子宮全摘術があります。

筋腫核出術

今後の妊娠の可能性(妊孕性:にんようせい)を残したいという希望がある時に行われます。 開腹による手術が一般的でしたが、行近年は腹腔鏡によっても行われるようになってきました。

子宮全摘術

今後の妊孕性を残す必要がないと本人が判断された時には、子宮全摘術が行われます。
お腹に小さな穴をあけ、腹腔鏡などを入れて手術をし、子宮を腟から摘出します。


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卵巣のう腫(らんそうのしゅ)

どんな病気?

卵巣は卵子や女性ホルモンを作っている場所です。 そこに水の入った袋のような腫瘍ができることがあります。 それを卵巣のう腫(らんそうのうしゅ)と呼んでいます。腫瘍には、4つのタイプがあります。

漿液性のう腫

無色透明な液体が溜まったもので、一般に良性。

粘液性のう腫

ねばねばした粘ちょう性の高い淡黄色の液体が入ったもの。

皮様のう腫

何らかの原因で卵巣組織が変化し、脂肪、毛髪、骨、歯などが含まれたもの。

チョコレートのう腫

卵巣にチョコレート様の古い血液がたまった状態のもの。

治療法

卵巣のう腫はほとんどが良性ですので、それほど大きくなくて自覚症状がない場合は経過をみます。

手術法

超音波検査で悪性が疑われる場合や、卵巣のう腫が大きい時には手術をすることになります。悪性の可能性が低ければ、開腹手術よりも身体に負担が少ない腹腔鏡下手術を行います。のう腫の内部の水を穿刺針で吸引し、袋だけの状態にして摘除しますので、大きなのう腫でも腹腔鏡下手術で取り出すことができます。原則的に正常卵巣部分を残すのう腫核出術を行いますが、病状によっては、まれに卵巣、卵管を一緒に摘除する附属器摘除術が行われます。反対側の正常卵巣は残しますので、排卵は普通に行われ妊娠は可能です。


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腹腔鏡下手術

腹腔鏡下手術

腹腔鏡は臍部周囲から内視鏡カメラを挿入して、特に卵管・卵巣のつまりや癒着などが疑われる場合に検査するための器具です。 全身麻酔下でへその下を1.5cmくらい切り、そこからガスを入れておなかをふくらませ、同じ穴から腹腔鏡(胃カメラのような先端にカメラがついた細い管)を入れてモニターで観察します。鉗子(かんし:はさむ器具)で臓器をつまんで動かしながら観察するので、鉗子を挿入するための穴も同時に開けます。 近年は腹腔鏡による手術法も進歩してきました。当クリニックでも、卵巣のう腫や子宮筋腫などの手術に使用しています。従来の開腹手術よりもお腹の中がよく見えるので、子宮内膜症状や癒着を発見した場合、同時に処置できるというメリットがあります。手術時間は長めになりますが、お腹の傷は小さく、術後の回復も早いので、心身の負担は軽くなります。

腹腔鏡のシステム